主に香港競馬の話題、たまに競馬じゃない香港の話題などなど。
タイトルについて:
 広東料理と満漢全席はあまり関連がないのは重々承知の輔です。
 「満貫全席」と検索された方、「満漢全席」で検索し直してくださいね。

<<注意>>(11年5月以前)繁体字の表記について。
表示できなかった繁体字については、パズル的に再現してます。
 例:nei:ニンベンに尓→イ尓 員→[口/貝] 韻→[音員]
 
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2008年03月16日

ヘレンマスコット2冠

 沙田日賽。
 メインは女皇銀禧紀念盃(Queen's Silver Jubilee Cup/クイーンズシルバージュビリーカップ T1400m 3yo+ 香Gr1)と、香港打[ロ比]大賽(HK Derby/ホンコンダービー T2000m 4yo 香Gr1)。

 先に行われたのは第6Rの女皇銀禧紀念盃。短距離三冠の最終戦で、蓮華生輝(Sacrid Kingdom/セイクリッドキングダム)vs好[父/巴][父/巴](Good Ba Ba/グッドバーバ)という、マイルとスプリント2大怪獣頂上決戦。来場者プレゼントとして、この2頭が表裏になったウチワも配られていた。人気は蓮華生輝の方がわずかに優位で、好[父/巴][父/巴]は3倍台。このレース3連覇のかかる勝利飛駒(Joyful Winner/ジョイフルウィナー)のほか、企業精神(River Jordan/リバージョーダン)、細脳(Slow Waltz/スロウワルツ)と言った上がり馬が脇を固めた。あれだけ人気の高かった好利威(Armada/アルマダ)は1年ぶりもあって完全に蚊帳の外。ふと思い出したのはサクラバクシンオーvsノースフライトのスワンS。今振り返ってもあれは名勝負だったが、それに匹敵する名勝負の予感。
 その予感は大的中。勝った好[父/巴][父/巴]のパフォーマンスも素晴らしかったが、蓮華生輝の言い訳を自身に許さないかのような突破力には、背中がピリリと何かが走るかのようであった。
 ほぼ全馬がインでレースを運ぶ蓮華生輝を包囲する態勢。もとより鞍上のジェラール(G Mosse/ジェラール・モッセ)自身がイン突きを身上とするタイプ。さらに蓮華生輝も外をブン回していいタイプではないので、この展開は望む所と受けて立つ。

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 直線に向いても完全に前が塞がったままの蓮華生輝に対し、好[父/巴][父/巴]も後方で外にシフト。ここからが圧巻。好[父/巴][父/巴]のエンジンに火が入り、一気に先行馬群を交わすと、インで四面楚歌状態になり完全に消えたと思われた蓮華生輝が覚醒。前を力任せにこじ開けると、抜け出した好[父/巴][父/巴]に猛然とチャージ。しかし相手が好[父/巴][父/巴]とあっては追撃もここまで。好[父/巴][父/巴]が5連勝でG1競走3勝目を飾った。とはいえゴール前で最もボルテージがあがったのは間違いなく蓮華生輝の脚であった。3着に勝利飛駒で順当と言えば順当。上がり馬軍団は軽くはじき返され相当高い壁となった模様。

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 好[父/巴][父/巴]の今後について、管理するシュッツ師は次の目標を冠軍一哩賽(Champions Mile/チャンピオンズマイル)とし、馬の状態次第で昨年と同じく主席錦標(Chairman's Trophy/チェアマンズトロフィー)と使うとのこと。安田記念については冠軍一哩賽の後に考えるとしたが、厩舎のチーム一丸で遠征できることを強調していた。というのも、もっとも頼りになるGuaragor攻馬手が左腕を骨折してしまっており、難しいとされる海外での調整に障害となるからなのであろう。
 一方、蓮華生輝の次走は未定だが、國美短途錦標(GOME Sprint/ゴムスプリント)が有力。シンガポールのクリスフライヤースプリントに騏綵(Absorute Champion/アブソルートチャンピオン)とともに登録しているが、前走後も述べられていたように、シーズン内の遠征については消極的である。


 続いて、第8Rに行われた香港打[ロ比]大賽。人気は喜蓮福星(Helene Mascot/ヘレンマスコット)。
 ディンヒル産駒として世界で最後のダービー馬候補だった絶塵(Danesis/ディンシス)がゲート内で暴れて競走除外。鞍上の銭健明(K M Chin/スタンレー・チン)ともども無念。

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 永旺財(Lcukswell/ラックスウェル)が先手を取り、内から大脳(Dao Dao/ダオダオ)が2番手。喜蓮福星は行きたがりそうになるのを鞍上の高雅志(F Coetzee/フェリックス・コーツィー)がうまくなだめて先行勢の後ろで折り合った。4角に入って先頭に大脳が並び個人的にボルテージが上がる。直線を向いてしばらく前で粘っていたが、もうひと伸びを欠きここまで。替わって抜け出したのが喜聚寶(Jackpot Delight/ジャックポットデライト)と喜蓮福星。内の喜聚寶が喜蓮福星を抑え、うわ蘇銘倫(C Soumillon/クリストフ・スミヨン)マジック炸裂かよ!と思いきや、高雅志の豪腕に応え喜蓮福星が再度差し返し先着。

0803HKDerby2.JPG

 喜蓮福星は香港移籍3戦でGr1を2勝という快挙。オーナーの胡家[馬華]氏は父親の胡寶星氏も喜蓮之星で92/93シーズンのこのレースを制しており、馬主として親子制覇。馬名の「福星」は牛精福星(Bullish Luck/ブリッシュラック)にあやかってつけられたもので、口取りには牛精福星のオーナー王永強氏も参加。また、管理する告東尼(A Cruz/アンソニー・クルーズ)師、鞍上の高雅志ともども03/04シーズンの幸運馬主(Lucky Owners/ラッキーオーナーズ)で制して以来2度目。何といっても一度は袂を別けたC&Cコンビでビッグタイトル勝利というのは嬉しい限り。もっとも、香港デビュー前は蘇銘倫に騎乗依頼を出す予定だったのが、蘇銘倫が調教で振り落とされ、高雅志の方が手が合ったらしい、とお馴染みアップルデイリーの文傑。

 その他のレースに続いては明日付けで。


 前夜浅野さんと赤見さんがホテルに到着したのは午前2時。2人の労をねぎらって、翌日の予定をさくっと決めておやすみなさい。ちなみにゆかりんごと赤見さんは訳あって同じベッド。マニアにはたまらないシチュエーションかもしれん。一方、わしはリビングのエクストラベッド。ちょっとした晒し者プレイであった。

 夜更かしもなんので早起きして、地下鉄で終点まで向かってとある空気のいい飲茶楼へ。激混み。あとで聞いた話によると、かなりこのエリアにブームが来ているらしい。どうにか席を確保して、いろいろな不自由を満喫しながら朝ごはん。人気スポットということだけあってローカル情報誌の取材も来ていた。で、何故か我々も取材を受けるはめに。日本人ということで格好の的なのだろう。どこの雑誌?と聞いたら、なんと「飲食男女」。メジャー誌じゃねぇか!!

 山を降りてバス停に向かうとベストタイミングで沙田馬場行きのバスが到着。およそ日本人旅行者とは思えないルートで一路競馬場へ。
 競馬場について場内を案内しながらプレスルームへ行き、いつもの地元記者たちに一行を紹介。あとは各自馬券を買ったり場内を散策したり。実は途中で電池切れ、こっそり隠れて居眠りしてました。
 開催後は馬場から一旦ホテルに戻り、そこから今度は香港島側の山の中のレストランへ。一見怖そうなサーヴのお姉さんが実はノリがよかった。メシはいわずもがなだったが、同行のみんなの受けも良くて何より。やはりこの店すばらすぃ。
 食後はお土産物色に女人街へ。一通り冷やかして、値切りに勝ったような負けたような戦績を残しつつ、甘いもの食ってホテルに戻ったらまたまた午前様もいいところだった。明日、早朝便もいるっちゅうのに。
posted by つちやまさみつ at 00:00| 香港 | Comment(0) | TrackBack(0) | 香港・マカオ競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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