主に香港競馬の話題、たまに競馬じゃない香港の話題などなど。
タイトルについて:
 広東料理と満漢全席はあまり関連がないのは重々承知の輔です。
 「満貫全席」と検索された方、「満漢全席」で検索し直してくださいね。

<<注意>>(11年5月以前)繁体字の表記について。
表示できなかった繁体字については、パズル的に再現してます。
 例:nei:ニンベンに尓→イ尓 員→[口/貝] 韻→[音員]
 
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2007年12月10日

07国際レースその2

 Dylan Thomas(狄倫/ディラントーマス)の参戦で一転世界の注目を集めることとなった今年の國泰航空香港瓶(CX HK Vase/キャセイパシフィック航空香港ヴァーズ T2400m 3yo+ Gr1)。人気面でも断然の支持だったが、USA→日本→香港への輸送をはじめ不安要素はありまくりマクリスティ。

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 ゲート開いてスタートで安めを売ったDylan Thomasはここから悪夢のオンパレード。スローペースにはまり、じっと我慢で迎えた4コーナーも回ったところで進路はナシ。ようやっと外に持ち出して伸びようかというところでDoctor Dino(迪諾醫生/ドクターディーノ)に前をカットされ万事休す。むしろよくぞ7着まで浮上したもんだという内容。
 
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 勝ったのはDylan Thomasの進路をカットした張本人のDoctor Dino。スタート後は4番手でレースを進めていたが、ピッチがあがり始めたところでこれに付き合わず遭えて控え、直線に向くと控えていたきっちりと切れた。んが、直線での出来事について鞍上のO.ペリエ(柏兆雷)は3開催日の騎乗停止と罰金4万HKDのペナルティ。12/12の[足包]馬地夜賽から適用すれば有馬記念の前に3開催を消化できるので有馬記念の騎乗はセーフ。
 香港の期待を背負った活力金剛(Vital King/ヴァイタルキング)は謎の失速。レース後の検査で気管内で出血があったことが見つかった(鼻出血には至らず)。
 
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 第6Rの3班芝1800m戦に田中勝春騎手が榮進寶寶(First Baby/ファーストベイビー)に騎乗。早め早めに動いたが直線では伸びを欠き10着。「ブリンカーつけた方がいいんじゃないの?」と勝春騎手は黄汝安(Y O Wong/アレックス・ウォン)師に進言。

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 休む間もなく第7Rは國泰航空香港一哩錦標(CX HK Mile/キャセイパシフィック航空香港マイル T1600m 3yo+ Gr1)。人気の中心はビッグタイトル獲得が望まれる好[父/巴][父/巴](Good Ba Ba/グッドバーバ)も、欧州強力3歳2頭やコンゴウリキシオー(金剛力王)にも人気は分散。
 馬場入り前にAl Qasi(阿[上/下]斯/アルカシ)が右前を落鉄するも、蹄鉄を打ち直して出走。レースはコンゴウリキシオーがややスタートで後手を踏み、気合をつけて先手を取るが、落ち着けたいところで紙醉金迷(Down Town/ダウンタウン)にぴったりマークされ、コンゴウリキシオーにとってはかなり負荷の掛かった流れ。
 4コーナーを回ったところで既に見た目にもお釣りのないコンゴウリキシオーは後退。どうも落鉄していたようだ。藤田騎手は「いつもの状態だったけど、いつもの走りじゃなかった。」とコメント。替わって俊歡騰(Floral Pegasus/フローラルペガサス)が抜け出してきたが、これも先頭に立ったところでいつものように気が抜けて伸びはそこまで。これをその外から交わしていったのが好[父/巴][父/巴]とCreachadoir(奇速達/クラカドール)で、これを追いかけてDarjin(大將領/ダルジナ)が3番手に。

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 抜け出した2頭の叩き合いはゴール前まで続いたが、わずかに好[父/巴][父/巴]が気合で先着。薛達志(A Schutz/アンドレアス・シュッツ)厩舎香港開業2年目で念願のビッグタイトル獲得と同時に、2年連続で香港國際馬匹拍賣會(The HK International Sale)出身馬がこのレースを勝利。ちなみにディフェンディングチャンピオンの星運爵士(The Duke/ザデューク)は7着で、このレースを最後に引退のプランも。

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 薛達志師はブリーダーズカップ遠征のプランもあった中、このレースを年内の最大目標に調整したことが功を奏したことを強調。来年は馬の状態と相談しながら、ドバイやアメリカに遠征を考える、とのこと。

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 第8Rは國泰航空香港盃(CX HK Cup/キャセイパシフィック航空香港カップ T2000m 3yo+ Gr1)。
 7頭立てながら実質3頭立ての下馬評、さらに爆冷(Viva Pataca/ビバパタカ)でしょうがないんじゃないかという空気だったが、いやいやなんの。
 シャドウゲイト(關之影)の他に行く馬が見当たらず、淡々としたペースになるかと思いきや、1コーナー入り口で外からブッ飛んで行ったのは飛馬王子(Royal Prince/ロイヤルプリンス)。行き脚がつきすぎて口を割ってしまっており、できれば自分のペースで行きたいシャドウゲイトもこれに付き合っては自殺行為とばかりに2番手で追走。レース後に田中勝春騎手は2番手の競馬は特に影響はなかったと言っていたが、逆に加藤征弘師でなんでハナを奪わないんだと激怒。3コーナーで鞍上が後ろをチラチラとしつこく振り返りながらシャドウゲイトが先頭に立つも、スローで流れた分後続も余力は十分。というよりもこのペースがマイラーのRamonti(威滿蹄/ラモンティ)にとって願ってもない流れになった。
 直線に向いて3番手からRamontiが1馬身後ろのインにいる爆冷にプレッシャーを与えつつ、シャドウゲイトを使ってフタ。その隙に先頭に立ち、最後は爆冷に半馬身差まで詰められながらも優勝。鞍上の巧みさが光ったレースだった。

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 んが、この一連の攻防について爆冷の鞍上の[革斤]能(M Kinane/マイケル・キネーン)がオブジェクション。長い長い審議となったが、着順は覆らず(というか全くお咎めナシで)に確定。3着にドサクサに紛れて殿人気のMusical Way(音樂感/ミュージカルウェイ)。
 一方、何もしていなかったかのように見えたのが爪皇凌雨(Vengeance Of Rain/ヴェンジャンスオブレイン)。道中はスローペースながら後方待機。4コーナーでもいつも見せるような唸るように上がっていく素振りも見せず、直線でも杜鵬志(A Delpech/アンソニー・デルペッシュ)は鞭は振るが手綱は心なしか動かさず。レース後、獣医の検査を受け、特に問題はないとのことだが、レースへの意欲が薄れ始めているのかもしれないようにも見えた。
 Ramontiを管理するS bin Suroor(蘇莱/サイード・ビン・スルール)師はこれが記念すべき国際G1競走150勝目。


 全レース終了後、プレスブリーフィングと花火。配られたシャンパン片手に念願叶って應家柏(W E-Bresges/ウィンフリード・エンゲルブレヒト-ブレスゲス)CEOとの名刺交換。レアカード、ゲットだぜ!
posted by つちやまさみつ at 00:00| 香港 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港・マカオ競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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