主に香港競馬の話題、たまに競馬じゃない香港の話題などなど。
タイトルについて:
 広東料理と満漢全席はあまり関連がないのは重々承知の輔です。
 「満貫全席」と検索された方、「満漢全席」で検索し直してくださいね。

<<注意>>(11年5月以前)繁体字の表記について。
表示できなかった繁体字については、パズル的に再現してます。
 例:nei:ニンベンに尓→イ尓 員→[口/貝] 韻→[音員]
 
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2006年11月12日

カップトライアル

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 前夜は地下鉄で宿に戻ると、もうバタンキュー。新聞(新報馬簿)こそ買っていたけれども、予習もへったくれもなく、ましてや前夜の予想番組も見ちゃいない。すまんよ、ティモシー。
 今回は朝食ビュフェが込みなので、せっかくだから、とホテル内の食堂で食べて見ると…。

 結局空腹のまま、火炭からタクシーで沙田馬場へ。馬場駅を利用したいところなのですが、プレス受付がクラブメンバー受付にあり、馬場駅からだと強制導線で一般席を経由しなくてはならないので辿り着くのにいちいち身分と事情をガードマンに説明しなくてはならない。これがあまりに億劫で(つまり語学力が足りないわけなんですけど)、さらに馬場駅利用で10ドル(くらい)、入場料で10ドル余計に取られることを考えると火炭からタクシーでいいじゃないか、という結論。
 KCR利用で沙田競馬場を利用したことのない方向けに一応覚え書きとして書いておくと、沙田という駅もありますが、これは競馬場からめっさ遠く、馬場駅を利用しない場合は火炭駅になります。徒歩でも10分かからないので、府中から東京競馬場よりは近い…と思います。が、入り口が4コーナーの前なので結果として歩かされることにはなるんですけど。

 プレスパスを受け取り、いつものプレスルームに顔を出して挨拶。さらに5階に上がってティモシーとも軽く挨拶。再び1階に戻ると、私服姿で出勤のイアン(この日参照)と遭遇。おうおう、重役出勤だねぇ、と思ったら、いつの間にかどっかのプレスになったとのこと。天職じゃないか、よかったねぇ!!更に現地JRA駐在の皆さんともご挨拶。ここでデルタブルースの話題になったが、これまた後ほど。

 さて、メインは國泰航空香港盃預賽(CX HK Cup Trial)。キャセイのお偉いさんの都合か7頭立てで盛り上がらないからか、なんと3レースに組まれちゃった。
 人気は昨シーズンの香港打[ロ比]大賽(HK Derby)馬の爆冷(Viva Pataca)が一本かぶりかと思ったら、前走で素晴らしいパフォーマンスを見せた終身美麗(Hello Pretty)と人気を分け合うようなオッズ。これに喜得法(Hail The Storm)が続いて3番人気。

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 パドックを見ていると爆冷のオーナーである何鴻[火/榮](Stanray Ho K Y)氏の姿が見えない。しかも爆冷もあまりよく見えない。7頭立てなので地力の違いで3着ははずさなそうだが、頭は難しそうな気配。一方でよく見えたのが、この路線の常連である土星(Saturn)。近走も距離不足でカマシっぽいのにも関わらず内容もいい。メンバー的にも楽に先手が取れそう。

 かと思ったら、なんと先手を取ったのは短距離路線から転じてきた高智慧(High Intelligent)。確かに香港打[ロ比]でも好走の実績があるので、手薄なここを狙ったのは頷ける。道中はドが3つくらい付くそうなスローペースに落とし込み、土星が2番手、終身美麗が3番手に続く展開。3コーナーを過ぎてようやっとピッチが上がると、直線では土星と終身美麗が先頭に。更に爆冷が追撃体制に入るが、さすがに前は貯金があり高智慧をかわすので精一杯。しまいの瞬発力勝負では土星も分が悪く、残り200を過ぎて終身美麗があっさり先頭。時計的にもペースの割りに2分1秒台で力のあるところを見せた印象。

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 レース後のインタビューでは、告東尼(A Cruz)調教師、オーナーの郭少明(Kwok S M)氏とも「未見底」という言葉を強調。読んで字の如く「まだまだ底を見せてないよ。」という意味。この後はもちろん香港盃(HK Cup)本番に向かう。ただ、香港打[ロ比]預賽(HK Derby Trial)も強い内容だった割に本番でいいところナシだったので、いわゆるトライアルホースの可能性にも注意したい。

 ところで、現れなかった爆冷のオーナー、何鴻[火/榮]氏であるが、なんとこの日はチャリティーテニスイベントに赴いていたとのこと。この人のやる気と馬のやる気はシンクロしてそうだ。

 その他のレース。
 爆冷は振るわかなったが、約翰摩亞(J Moore)厩舎はこの日3勝と絶好調。うち2勝は高雅志(F Coetzee)騎手とのコンビ。
 韋達(D Whyte)騎手も相変わらず好調でこの日も3勝。
 徐君禮(Marco K L Chui)が危険騎乗で2日間の騎乗停止。
 杜鵬志(A Delpech)が7Rで脚を痛め、以降乗り替わり。


 レースの合間に、Executive Directorの應家柏(Winfried Engelbrecht-Bresges)氏と立ち話。
 デルタブルースの選出について、日本に一旦帰ると検疫の問題で香港に出走できなさそう、オーストラリア直行では人と環境の問題が壁になる、などなど現状抱えている問題を説明して見解を聞くと、要約すると「呼んだ手前、出来る限りの協力はする気はある。検疫の問題はどうにもでいないけど、トレーニングする環境なら喜んで。テイクオーバーターゲットだって日本から直行だろ?スミイはワールドクラスのトレーナーだ。スミイには今年も是非来て欲しい。」という回答。たぶん。
 この時点で耳にしていたのは、陣営は香港に行きたいのにJRAの対応が冷たいと角居師が嘆いている、というもの。
 香港國際競走の公式な選定に基づく打診の通知は、少なくとも日本馬については香港賽馬會から直接陣営に行くのではなく、JRAを経由していると聞いている。もちろん現場レベルの営業的なオファーであれば、メルボルンカップ現地で賽馬會のMark Player氏がレース直後に陣営に声を掛けたように通例的に行われているのだが、少なくとも重要な通知事項というのは必ず間にJRAが入っているのもの。以下はその前提で書くが、だとすれば、賽馬會の協力的な態度について周知がなされているのであれば、前述のような角居師の嘆きは到底考えにくい。では、どこかで、何故か、その情報が止まってしまっているのか。それとも、情報が正しく伝わった上で「JRAの対応が冷たい」という状態なのか。
 今回は角居師の事前の根回しが足りなかったと見る向きもありますが、メルボルンカップの結果があっての打診なわけで、それを予めどうにか考えておけ、というのはちょっと乱暴な話であるとも思います。ましてや、沙田の外国馬向け厩舎は制限の多いことが判っているわけで、初めからリスキーな選択肢を用意していないことは十分頷ける話だと思います。
 とはいえ、この時点で翌日にはオーストラリアを発ってしまうわけで、何も出来ない無力さだけが残ることになりそうです。
posted by つちやまさみつ at 00:00| 香港 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港・マカオ競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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